探索機能

RFIDの特長のひとつに「探索ができること」があります。
RFIDタグを指定して読み取ると、そのRFIDタグが情報を返してくれるためどこにあるかがわかります。
方向検知が可能なリーダーではどの方向にあるかもわかるので、立ち止まったまま360度リーダーライターをかざすだけで、もの探しが可能です。
また、複数のRFIDタグを同時に読み取ることも可能なため、出荷の最終確認にも活用できます。

探索機能

探索の仕組み

RFIDの探索の仕組みにはRFIDの原理が大きくかかわっています。

RFIDの原理

  • ①リーダーが電波を照射
  • ②RFIDタグのアンテナが電波を受信
  • ③ICチップの制御回路とメモリが作動
  • ④RFIDタグ内のデータをリーダーへ送信
  • ⑤リーダーがデータを受信

「⑤リーダーがデータを受信」で受信した電波の強さによって、アプリ側で表示を変えると画面でRFIDタグとの距離を表現できます。
※RFIDについてはRFIDとは open_in_new に詳しく記載しています。

探索の活用方法

さまざまな場所で探索機能は活用されています。

  • ・出荷時のピッキング
  • ・行方不明になった物品検索
  • ・薄暗い場所での物品探索

出荷時のピッキング

ネットショッピングの普及にともない、物流の現場では人手不足と業務量増加が問題になっています。
物流業界では、出荷や梱包の際に指定の商品を探し出すことを「ピッキング」といいます。
ピッキング時のヒューマンエラーは誤出荷に直結するため、ピッキングミスの防止は大きな課題といえます。

出荷準備の
ピッキング
ひとつのRFIDタグを指定して読み取ることで、ピッキングの精度が向上
また注文伝票単位やゾーン単位で指定すると複数のRFIDタグが対象となり、ピッキングのスピードがアップ
出荷前の確認
ピッキングを終えた物品をもう一度注文伝票単位で読み取ることでピッキングミスを防止
最終確認を行うことで、誤出荷を未然に防ぐことが可能

ピッキングには

ピッキングアプリ ーSAKUCCHIー open_in_new

行方不明になった物品検索

社内の資産を持出・返却する際に、物品が行方不明になることは少なくありません。
管理場所が多数ある場合や敷地が広い場合、人間の目で物品を探すには膨大な労力を費やします。
また、棚卸の際に判明した場合は見つかるまで棚卸完了とはいえないため、行方不明品の探索は必須となります。
探索機能を利用すれば目視確認ができていない状態からRFIDタグを検知することが可能になり、探索時間を大幅に削減することができます。

棚卸時の探索
棚卸時に読み取れなかった物品を選択して探索が可能
目視よりも早く見つけられ、棚卸の精度もアップ
貸出先で
不明品の探索
不明品を指定して探索
貸出先情報を参考に手当たり次第に探すことなく見つけることが可能

物品の管理には

物品管理システム ーB-Touchー open_in_new

薄暗い場所での物品探索

病院のカルテ保管庫やホテルのクローク内は薄暗く、物が密集しています。お客様を待たせてしまわないよう、対象のお預かり品を見つけるまで時間との勝負になります。
LEDタグと探索機能を併せて活用すればLEDタグ自体が光るため探す対象の物が一目でわかります。

病院内でカルテの
検索
カルテの背表紙にLEDタグを取り付けることで、棚に保管したまま探索が可能
クローク内で預かり品の探索
荷物や上着などお預かりした物にLEDタグを取り付け
お客様を待たせることなく見つけることが可能

暗い場所でのもの探しには

LEDタグ対応探索アプリ ーPIKACCHIー open_in_new

探索活用事例

探索を活用した事例もたくさんあります。

  • ■LEDタグ対応探索アプリ■ LED内蔵RFIDで暗い場所でもラクラク物品管理open_in_new

  • LEDタグに対応した探索アプリです。LEDタグはバッテリーレスなので電池がなくなる心配はありません。
  • 暗い場所や対象物が密集している、クロークや書庫、病院のカルテ管理、店舗のバックヤードなどで活用できます。

まとめ

RFIDタグの大きな特徴である探索機能は、目視での探索に比べてスピードも正確性もアップします。

弊社ではパッケージ販売はもちろん、オーダーメイドでの開発のご相談も可能です。

ご不明点はお気軽にお問い合わせください!