老若男女問わず幅広い世代で大人気のトレーディングカード。販売店舗では多種多様なカードを取り扱うため在庫管理に特有の課題があるようです。
今回はトレカ専門店に既に導入実績のある弊社ケーウェイズの自社アプリ「B-Touch」と個体識別用サプライ「RFIDラベル」を用いた在庫の棚卸しと商品探索の運用事例をご紹介します。
大量カードの数量確認やお客様からの問い合わせ時に直ぐ様欲しいカードが発見できないなど、現在の運用問題のお悩みを解決する手段となっています。
この記事の目次
・トレーディングカード管理の課題
・トレーディングカード在庫管理アプリの導入ポイント
・トレーディングカードRFID運用イメージ
・トレーディングカード棚卸し&探索運用イメージ
・トレカ以外も。管理品対象イメージ
トレーディングカード管理の課題
大量商品数で棚卸しが困難
トレーディングカードはカードセットやエディションが定期的にリリースされ、歴史のある有名なカードになると全シリーズ累計10,000種以上になる場合も。そのため店舗の取り扱いも多種多様で大量になるため棚卸しは時間のかかる作業となっています。
極力触れない棚卸し希望
販売する商品の中には高額で取引されるレアカードも数多くあり盗難予防や紛失リスク、状態保存の観点からカード本体に極力触れない棚卸し運用が理想的です。
陳列が多岐に渡り棚卸しが困難
店舗形態にもよりますがカード類は基本ショーケース内に展示しフィギュア類は棚に数多くディスプレイされています。
フィギュアのサイズは大小様々。そのため棚卸しで棚の奥に置いたフィギュアを手前に取り出して確認する場合は手間がかかり、また取り出す際に手前の商品を倒すなど作業の煩雑さが課題になっています。
商品の探索に時間がかかる
多種多様な陳列環境のためお客様が欲しい商品を探索するのも大変手間。熟練したスタッフが居ないと探し出すまでに時間が必要になります。
お客様が欲しい商品をすぐに提示できないと販売チャンスを逃す可能性にも繋がります。
トレーディングカード在庫管理アプリの導入ポイント
RFID活用で一括棚卸しを実現
商品にRFIDラベルを取り付けて管理します。「RFID」は電波を用いるためQRコードと違い一括読み取りが可能となっており、棚卸し時間の短縮化が期待できます。
商品に触れない棚卸しを実現
RFIDは離れた位置から個体識別が出来るためショーケースに施錠した状態で読み取りが可能です。貼り付け対象物の間にガラスなど障害物があっても問題なく読み取れます。そのため陳列した状態の商品に触れずに棚卸しが可能となります。
陳列方法問わず商品の棚卸しが可能
ショーケース以外に棚に陳列した商品もそのままの状態で棚卸しが可能となります。棚の奥から商品を取り出す手間が不要となり作業時間の短縮化が見込めます。
RFID活用で探索作業が楽に
お客様から商品在庫の確認依頼を受けて探す場合、商品に取り付けたRFIDの電波を読み取り対象品を探し出す「探索機能」があるため探索作業が素早く楽に。販売チャンスを逃しません。
※金属を含む商品の場合はRFIDの読み取りが難しい場合もあるため、貼り付け方法や陳列場所の工夫が必要となります。
トレーディングカードRFID運用イメージ
STEP1:RFIDラベル発行
弊社専用アプリ「B-Touch」のラベル発行機能で商品の識別情報を保存したRFIDラベルを発行します。なおラベル自体にレジで利用するJANコードや商品名、販売価格の印刷も可能です。
STEP2:ラベル貼り付け
トレーディングカードをカードスリーブに保存しスリープにRFIDを貼り付けます。RFIDの貼り付け面は表面または裏面の何れでも可能です。裏面に貼ってもRFIDは読み込めるため、カードの見栄えや価格の表示など運用に併せて貼り付け箇所を選べます。
STEP3:所定場所に陳列
店舗のショーケースや棚などに商品を陳列します。
STEP4:ハンディ読み取り
「棚卸し」または「探索」時はRFID専用ハンディターミナルを陳列場所にかざして、RFID情報を読み取ります。
トレーディングカード棚卸し&探索運用イメージ
探索:探索画面で商品選択
ハンディターミナルにインストールした「B-Touch」の探索画面を開き探索したい商品を選択します。
探索:ハンディで探索し場所特定
ハンディターミナルを空中でかざしながら、店舗内を移動します。探索予定の商品と距離が近づくとハンディターミナルから探知音でお知らせします。また画面ではレーダー探知のように商品と距離の近さを表し探索の支援を行います。
取り扱い品は異なりますが他社様で採用された探索中の動画をご覧ください。(48秒前後から)
棚卸し:ハンディで読み取り
パソコン側の「B-Touch」より棚卸し予定データをハンディターミナルへデータ転送し店舗を巡回します。巡回しながらハンディターミナルをショーケースや棚にかざし商品情報を読み取ります。
棚卸し:パソコン側アプリへデータ転送
商品読み取り作業を終えた後はパソコン側にハンディターミナルの棚卸しデータを転送して棚卸し作業の完了です。
トレカ以外も。管理品対象イメージ
今回はトレーディングカードを中心にRFIDと「B-Touch」を活用した運用をご紹介しましたが、店舗で取り扱っている他の商品群、例えばフィギュアやプラモデル、ボードゲーム、ゲームアプリ等の管理も可能です。
記事のまとめ
如何でしたか?
多種多様なトレーディングカードを扱う店舗向けの在庫管理アプリの紹介でした。
ご紹介したアプリは弊社専用アプリ「B-Touch」を利用した取り組みとなり、棚卸しと商品探索がアプリ利用前と比べると作業時間の短縮化が実現できます。
興味をお持ちになった店舗責任者様、お気軽に問い合わせください。事例を元に弊社営業スタッフが操作画面や機能の紹介をいたします。