今回はケーウェイズの立ち上げ当初から勤務されるベテランスタッフと8年前に新入社員インタビューの協力をいただき、現在は中堅組として働かれているスタッフにインタビューしました。

お二方の担当しているお仕事の内容や仕事への向き合い方、過去イチ印象に残ったプロジェクト等ざっくばらんにお話を伺いました!

スタッフの自己紹介と担当内容の紹介から

タグっち記者

今日は通常業務でお忙しい中、インタビューのご協力ありがとうございます!

二人

いえいえ、タグっち記者のためなら、時間を割きますよ(笑)

タグっち記者

タグっち嬉しい!それでは入社何年目か教えてください。

Kさん

入社16年目となります。ケーウェイズ設立時からのメンバーです。

Rさん

私は8年目となります。

タグっち記者

実はタグっちの友人とKさんは10年前からお仕事関係でお付き合いあり。Rさんとは新入社員インタビュー以来です。

タグっち記者

お二人の主な担当を教えてください。

Kさん

私はお取引があるメーカー様の窓口と過去に導入したソリューションの保守関係を主に担当しています。開発は他のスタッフに依頼をしたり、直接自分で行ったりしています。

あとはヒアリングした内容を元に「要件定義」の作成や予算があればお客様の現場に訪問することもあります。

タグっち記者

Kさんは設立当時からのメンバーと言う事もありケーウェイズの歴史を知り尽くした人物です。そのためケーウェイズと共に古くからお付き合いのあるお客様や信用されているメーカーの窓口業務を担っています。

タグっちの友人もKさんに数件の開発依頼をしていて、柔軟で速い対応から信頼の出来るエンジニアと太鼓判を押していました。

Rさん

入社時から担当しているAndroid開発がメインです。ただ最近C#(シーシャープ)の開発も行っています。数名でのチームで仕事をすることもあり、仕様を考えることも増えてきました。

タグっち記者

Rさん、もう8年も経つんですね!当時、新入社員インタビューで「Kotlin(コトリン)の開発を行いたい」と話していましたが、実際には達成できましたか?

Rさん

残念ながらKotlinの勉強はやっていませんが(笑)、先に話したC#は自分で勉強した言語です。

Androidは現場で使う「ハンディターミナル」でよく利用されるのですが、ハンディターミナルで収集したデータ類は最終的にパソコン側へ転送する運用が殆どです。

そのためAndroidの開発やテストを行っていく中で、連携が多いパソコン側の言語も知っておいた方が良さそうと思って勉強を始めました。

タグっち記者

日常業務から次に繋がりそうなポイントを自身で導き出して形にした訳ですね。事実、今のお仕事でC#の開発も担当になっていますからね。先見の明あり!

Rさん

(笑)

経験を積んだエンジニアとして仕事への向き合い方とは

タグっち記者

Rさんは入社して8年経過していますがエンジニアとして経験を積んで、仕事の向き合い方は変わりましたか?

Rさん

そうですね、入社時に比べると全体を通じて仕事が出来るようになった点ですかね。
入社当初は先輩に言われた事をただ必死に正しく形にする事を中心に考えていたのですが、今は実際に利用するユーザー目線で使い勝手や画面の表示など考えながら仕事を取り組むことが出来るようになりました。

この辺は経験豊富なKさんからアドバイスをもらって、画面構成を考えた部分も影響しています。

Kさん

Rさん、それ本当(笑)?

過去の経験で言うと例えばフォークリフトの運転手が乗車した状態でシステムを操作する場合もあります。

仕様の上では操作も間違いなく画面変更は不要なんですが、運転手からすると使いにくそうにされている場合もあるんですよ。確かに一旦停車してシステム操作してまた運転して、とステップが多いと嫌だと思うんです。運転して物を運ぶことが本来の仕事と捉えている訳で。

そのため現場で実際に操作される方の話を伺って、クリック数を減らすなどの変更で操作性を向上させ運転手の手間を極力減らす工夫を考えるとか現場目線の開発が必要な点を話したことはありますね。アドバイスを覚えててくれて少し照れます(笑)

タグっち記者

「大切なことは現場にある」訳ですね。

今までで思い出に残るプロジェクトとは

タグっち記者

ちなみにお二人は過去に対応したお仕事で何が印象に残っていますか?

Kさん

どうしても苦労した経験が強く印象に残っています。

配送品を秤量しながらピッキングする仕組みのアプリを開発したが、開発環境での検証と、実際の環境での検証では、想定していない問題が多く発生しました。現地でテストを行い、事務所で修正の繰り返しで安定稼働するまでがとても大変だった記憶があります。

Rさん

私は医療品在庫のアプリ開発が記憶に残っています。

患者への医療行為で使用する注射器やチューブを医療倉庫から持ち出した時にラベルをスキャンして在庫数量を管理するアプリ開発が苦労しました。

弊社の物品管理アプリ「B-Touch」をベースに開発を進めたんですが、まず医療品は「GS1バーコード」と呼ばれる専用ラベル仕様があり、アプリ内にラベル仕様を組み込む必要がありました。

その理由はバーコード仕様に「調剤包装単位」と呼ばれる医療品を包装する最小の包装単位が含まれ、それ以外にも有効期限や製造番号などの情報が記載されています。

単純に医療品をピッキングして情報を保存するだけではなく「有効期限を迎えていないか」のチェック、在庫数として「最小の包装単位」での管理が必要になるためです。

また実際の運用では看護師が医療品の不足が生じないように、使用予定数より多く持ち出して(出庫)、余った医療品を再度もとに戻す(再入庫)などの運用があり、実運用をヒアリングしてアプリ開発のために落とし込む必要があり、業務整理が苦労しました。

タグっち記者

エンジニアってプログラム開発だけ考えるのではなく、関係するハード機器や現場環境の状況把握やアプリとハード込みのトータルで最終的に仕組みが安定稼働するかの確認、お客様の業務整理とかヒアリングなど重要なんですね。

Kさん

そんな過去の経験もあり設計時はお客様からのヒアリング内容から使い勝手を考えて仕様設計の落とし込みを行うこと、操作の無駄が無いか考えること、お客様の運用を想像して分からない部分はお客様に確認してフィードバックした内容を盛り込むことを考えるようにしています。

もちろん現場で使うハード機器の込みで(笑)

Rさん

人と人との確認齟齬をいかに無くすかを考えています。お客様にとっては細かい内容かも知れませんが、確認を怠らないように気をつけています。

操作者、作成者、間に入ったヒアリングをした人などで、当たり前ですが考え方も違うため共通認識をさせるために決定事項はドキュメントに残して関係者の考えの方向性にズレがないか気をつけながら進めています。

システムエンジニアとして興味を持っていることは

タグっち記者

今後仕事に関することで習得したい技術領域や興味がある分野はありますか?

Kさん

ありきたりかも知れませんがDX関係。今後、自動化は避けて通れないですし、今の仕事と自動化は相性がよいので。あとは海外の仕事ですかね。

タグっち記者

補足ですがKさんは過去に中国やタイ、ベトナムの案件も開発した経験があるそうです。開発は日本、導入は各国のパートナー。リモートで導入のフォロアップもしている方。そのため海外のビジネスにも興味ありとのことでした。

Rさん

私は画像認証やAIの分野ですかね。自分の生活の中で顔認証やAIに触れる機会も多くなってきているので。

過去の自分を省みて新人スタッフに感じること

タグっち記者

過去の自分を振り返りつつ新人や後輩を見て考える事、思う事は?

Kさん

先ほどの話と共通するのですが「開発時に第三者目線が足りてないな」と思いますね。納品物はユーザー目線を持ってこそ。使われてナンボです。

Rさん

私は会社の中堅どころで後輩と仕事をする機会も多くなって、私を挟んで上の世代(先輩)と下の世代(後輩)のギャップを感じることが増えています。

上の世代と下の世代で働き方の考えが違うので、下の世代は「残業はちょっと。。」という場合もあるんですが、「仕事」なので多少は譲歩し合う気持ちも必要かなと思います。普段から無茶を言う職場でもないので。

ケーウェイズで働く魅力と仕事で大切にしていること

タグっち記者

ケーウェイズで働く上で最も魅力を感じる点は何ですか?

Kさん

社風なのか自由にできる点とチャレンジさせてくれる点ですかね。あとは何だかんだ困ったらスタッフが手を差し伸べてくれて協力してくれる所ですね。

Rさん

私も自由に出来る点ですかね。あと上が話を聞いてくれるので、意見が言いやすいです。フラットで風通しがいいのかな。

それとある程度のスキルや経験を身に着けたら仕事を任せてくれる点です。社長や副社長が寄り添ってくれている感じは伝わります。入社前の会社説明会で親身に説明してくれた人が実は社長だったと後で気が付きました。社長って偉い人で説明会に来た程度の学生に親身にしてくれると思っていなかったので。びっくりしました。

タグっち記者

職場の環境(オフィス、ツール、チームの雰囲気)の特徴があれば、教えてください。

Kさん

他愛のない話ができる点かも。

Rさん

そうですね。みんな話しやすい。

タグっち記者

Kさんは過去にお客様の会社に長期駐在の経験もあるので、他社と比較しての意見なんでしょうね。ケーウェイズのスタッフはフレンドリー!

新入社員から先輩に相談しやすい。仕事の手を止めて話を聞いてくれるとコメントがあったのも頷けますね。

Kさん

緊急対応時は「ちょっとあとで」と言いますが、基本は必ず話を聞くようにはしています。

Rさん

私もそうですね。手を止めて相手の顔をみて話を聞くようにしています。上司や先輩がそうしていますし、私も見習っています。

タグっち記者

最後に上司や後輩、お客様と仕事を進める上で、大切にしていることがあれば。一言ください。

Kさん

ケーウェイズの行動指針(※)にある「謙虚な気持ち」ですかね。

※常に謙虚な気持ちで人と接し、建設的な考えをもって、堅実な仕事を行う

Rさん

雑談も含めてですが、コミュニケーションをしっかりとる、です。

タグっち記者

今日は長い時間、タグっちのインタビューに協力してくれて、ありがとうございました。

二人

インタビュー記事の完成、楽しみにしています!

インタビューの編集誤記

Kさんは会社設立当時から今も第一線でシステムエンジニアとして働かれています。

今では違う業界からの転職組も多くみられますが、Kさんも元々は飲食業界で調理人として働かれエンジニアに転職し就業されていた所、ヘッドハンティングを受けてケーウェイズに就職された方です。

Rさんは入社半年のタイミングでインタビューをさせてもらい、約8年ぶりの再登場となりました。質問に対して明確に受け答えをいただきました。お話を伺って今まで仕事で多くの経験を積まれているんだろうな、と感じ取れたインタビューとなりました。

お二方とも後輩が頼れる先輩であるのは間違いなさそうです!